You can enable/disable right clicking from Theme Options and customize this message too.

糸が織りなす刺繍の世界へ

ARRO(アロー)

デザインのインスピレーションは架空の国

今シーズンのテーマは海の持つ生命力や神秘性、優しさからヒントを得て“お守り”のようなアクセサリーを表現する『ARRO』。

デザイナーは世界的にも有名なISSEY MIYAKEでデザイナーを経験した後、刺繍や布の面白さに魅せられて独自のブランドを2017年よりスタートした。

架空の国の装身具をテーマにし、どこかエスニックでもある独特な世界観は、世界中のテキスタイルをヒントにし、ARRO的な感覚で機械刺繍を用いて、作り出している。ARROが作り出すアクセサリーには不思議な魅力がある。

Photo : Terukazu  Sugino
Hair & Make up : Nanae Nojiri
Model:Miako

コーディネートの主役

刺繍の歴史はとても古い。中国の刺繍は3000年近い歴史を持ち、細かい刺繍を施した布など、刺繍が盛んだった。その他にもフランス、ウズベキスタン、カザフスタンなどアジアやヨーロッパで盛んだったとして知られている。

日本刺繍は京都で作られる日本刺繍を京繍、江戸で作られる日本刺繍を江戸刺繍、金沢で作られる日本刺繍を加賀刺繍と言い、その中でも京繍は日本伝統工芸として認定されている。

日本ではその昔、縫い目に呪力が宿るとされておりそのため、大人の着物に比べ、縫い目の少ない子供の着物には悪いモノが寄り付きやすいと考えられ、子供を守るために着物の背中に「背守り」と呼ばれる刺繍を施す風習もあったようだ。(wikipedeiaより参照)

ARROもお守りのように身に付けるものとして、意味を込めており、

刺繍は国内の工場に依頼し、出来上がったパーツを一つ一つ手作業で組み立て、立体感のあるフォルムに作り上げていくというとても細かく繊細な工程で作られている。金属では出せない優しいフォルムはアクセサリーというより、体につけるコスチュームといった感じが合うような気がする。

布と糸で紡いで作られたアクセサリーは、しっかりと印象付ける。

架空の国にいる、植物、生き物は身に付ける人によって『その意味のないもが、意味のある様な気がする。勝手に意味を与えているイメージ。』それがARRO

のブランドの由来である。華やかな色彩は心を弾ませてくれる、アクセサリーを決めてから洋服を選びたくなる、そんな主役的なアクセサリーです。

デイリーなお洋服に、ドレッシーなお洋服に、ウェディングドレスに、着物に、Tシャツとジーンズにどのシーンにも合わせることができる、全てはあなた次第の方向へ。

Photo : Terukazu  Sugino
Hair & Make up : Nanae Nojiri
Model:Aoi Hayashida

渡辺奈菜 / ARRO デザイナー

新潟県出身、辻堂在住

専門学校卒業後、ISSEY MIYAKEのコレクションラインやドメスティックのアパレルブランドにて、テキスタイルや洋服、アクセサリーのデザインを担当したのち独立。

フリーランスのデザイナーとして企業のユニフォームデザイン、プロダクトのアートディレクションなどを手がける。

2017年にアクセサリーのプロジェクト”ARRO”を立ち上げる。

桑沢デザイン研究所非常勤講師。

 

 

Skills