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TAKAO MOUNTAIN HOUSE

3つ星の山の麓に 「山の家」

東京都心に近い山と言えば!

日本には美しい山々があり観光名所として親しまれてきました。

日本の代表的な観光名山と言えば、日本一を誇る「富士山」そして次に名前をあげるのは「高尾山」。

富士山は一年の間に登れる期間が決められおり、山開きをする夏の間だけに登ることができる。

一方高尾山は通年登る事の出来る年中無休の山。特に花の季節である春や紅葉シーズンの秋には全国各地から登山者が訪れる山だ。

日本の登山人口は約700万人、なんとそのうちの約260万人は高尾山の登山者と言われている。高尾山はミシュランガイド3つ星も獲得する今や東京を代表する世界一登山者数の多い山として名を上げる山だ。

開山1300年の歴史を持つ高尾山の観光地の歴史は長く、昔から変わらない風情を残してきた。

この数年、この街にも少しずつ変化が訪れ新しいお店が増え始めてきた。

お蕎麦屋やお団子屋など昔と変わらない風情のある山の麓のお店に、新しくカフェが加わりワーケーションなどができる宿、地ビール醸造までと進化を繰り広げている。

 

今回ご紹介するのは正に高尾山の麓に構えた「TAKAO MOUNATAIN HOUSE TMH.」カフェスタンド&ギャラリースペース。

手がけるのは本Webサイトでもインタビューさせて頂いた建築家でMt.TAKAO BASE CAMPを手掛けた宮澤氏と唐崎氏、デレック、そして幼少期から東京の山側で遊び育ったクリエイティブディレクターの引地氏によって遂に2022年10月に旗をあげた。

場所は高尾山の麓一丁目一番地の一等地。京王線高尾山口から出て登山口に向かうのに登山客は必ず通る道。

世界一の山の麓に、「今までには無かった新しい価値を提供する場所をつくろう!」という企画でスタートした。コンセプトは=山で過ごせる場所を麓で作る。高尾山にとって何か意味のあること、登るだけじゃない価値をつくり、人々がコミュニケーションをとれる場所。

山の麓での過ごし方として「山の家」と言う新しい提案が生まれた。

What is 山の家?

「海の家」は夏になると良く耳にする夏の風物詩的ワード。始まりは神奈川県の大磯海岸とも言われており、海水浴をしながら休憩をする場所として海岸沿いに建てられる言わばお茶屋さんだ。

山の山頂には山小屋があり、登った人だけが利用できる。休憩したり、食事をしたり、泊まることもできる。

海の家とはまた違い、レジャーより本気度が高いと言った感じだ。

ここで伝えたい山の家とは山小屋ではなく、海の家に近いイメージといったところ。気軽に利用できるレジャーの一部と言ったら親しみが湧くのだろうか。

湘南には日本でも珍しい海カルチャーが昔から築きあげられている。アメリカで言うカリフォルニアに近いカルチャー。

音楽・ファッション・娯楽と言う様々なカルチャーとリンクしてくる海カルチャーは、海沿いに住む人々にとっては身近な存在であり、ステータスに感じている人も多い。

一方、山のカルチャーとはまだ馴染みが無い人も多いが、近年アウトドアや山登り、トレランといった山カルチャーも根付いてきている。

このTMHはそのカルチャーを浸透すべく、世界一の山である高尾山の麓にベースを置いた。

山に登らなくともレジャーとして訪れた山の麓に、美味しいコーヒーサンドイッチ、山グッズなどが並ぶギャラリースペース、美味しい山側を代表するクラフトビールを提供しており、都心部より近いからこそここでしか味わえない「山の家」が高尾山麓にある。TMHはここがキーポイントだ。

山に登る楽しみ。下山の楽しみ。

日本に聳え立つ数々の山。下山した後の楽しみと言えば食や温泉を楽しみとする人も多いであろう。

TMHでは行きと帰りに寄れる楽しみがある。

登山するほとんどの人はコンビニでお弁当を購入するか、カップラーメンなどを持参して山頂でブレイクタイムするだろう。

せっかく時間をかけて登り、その先には素晴らしい壮大な景色の中で食するのに、ご飯がどこでも買えるものと言うのは少々勿体無い。

TMHでは「美味しいを山にも持っていこう!」というプロジェクトも推進している。

このプロジェクトは「For Early Birds」https://forearlybirds.jp)と言って、日本全国の山に近い飲食店などに呼びかけ、ゴミを出さないリユース型お弁当プロジェクトとの共同企画。

ゴミは自然のある場所には出来るだけ持ち込まない。見つけたら拾って帰るくらいの気持ちをもつ登山者も多い。

売上の一部を各地域で行うクリーンアップ活動や環境保全活動に還元している。

どこのお店のお弁当を選ぶか、ランチタイムが待ち遠しいとてもわくわくする素敵なシステム。

リユースにも力を入れており近年浸透している、マイボトル同様のリユースボトルも取り入れている。

コーヒー好きの方にはアメリカはオレゴン州発祥の「ハイドロフラスク」のボトルにコーヒーを淹れて山頂を目指すことが出来る。

クラフトビール好きの方にはアメリカはオレゴン州発祥の「ドリンクタンクス」のビール専用のグラウラーにクラフトビールを淹れて、山頂で一息するのも贅沢な過ごし方。

TMHでは東京の山側を中心としたクラフトビールを常時タップで繋いでいる。奥多摩のバテレ、Far East Brewing, Jazz Brewingなど人気のクラフトビールばかり。クラフトビール好きにはたまらないラインナップだ。下山のクラフトビールは既に定着しているほどの人気。

先ほど紹介したボトルブランド発祥地であるアメリカオレゴン州は世界的に有名な山も多く、リユースにはかなり力を入れている。

山の近くはそういった地球環境に取り組むお店も世界的に多い。

海を綺麗にするビーチクリーンと一緒で、山も登山者の食事のゴミが絶えない。美しい山と生物を守る者として少しでも多くの人が気づいてくれる事を望んでいる。

登り切ったご褒美と、ただただ登ると言う娯楽や趣味から、地球環境へ配慮すると言うことを選択することは今時代には大切なこと。少しでも生命を大切に守ろうと一人一人の気付きになればと願う。

海沿いのサーフショップならぬ、山沿いのマウンテンショップ

カフェに併設するギャラリースペースは、期間貸しのスペースとして企業やブランドに提供されている。現在は、フランスサヴォア地方のランスポーツ、ウィンタースポーツブランド「salomon」のウェア、シューズ、バックパックなどの販売と、TMHのオリジナルTシャツを販売している。

山の麓に山のグッズ販売は欠かせないマウンテンショップだ。海沿いにサーフショップが並ぶように、山沿いにもマウンテンショップが浸透してきたらそれはとても魅力的であり、山を本気で登らない観光客の滞在にも繋がってくる。登山する楽しみだけでなく、山カルチャーの楽しみ方が増えたら一層楽しいはず!そんな思いが一つになった。

近年そのカルチャーも人気が出てきている。トレイルランニング、トレイル、キャンプ、釣りといった自然と融合する娯楽。

こんな世の中だからこそ、「自然」と「自分」を見直す良いきっかけとなっており、自分の健康と地球について向き合う人が全世界、特に先進国では多くなっている。

山好きクルーが揃って始まったこの新企画を皮切りに、今高尾山麓には楽しい山カルチャー未来が益々浸透しようと注目を集めている。

昔と変わらぬ景観で

T M Hの魅力は、駅から直ぐの登山道はもちろんのこと、東京産の檜を使った木の匂いがする広いウッドデッキ。気持ちの良いウッドデッキはついつい立ち寄ってしまいたくなる。

天気の良い日にはサンドイッチやコーヒー、ビールを片手に登山者を癒し、楽しげな会話が聞こえてくる。

素敵な佇まいは、高尾山の麓に古くから佇む家屋や飲食店の景観を壊さない、昭和の雰囲気。元々空いていた民家を、ベースはそのままに再生している。

さすが建築家率いるクルーのセンスは抜群で素敵に融合されている。

麓文化を盛り上げるために4人が作り上げた「山の家」。日本の山のカルチャーは、世界一の山で東京は高尾からはじまりだした。

Takao Mountain House/TMH

Open/Tue-Fri11:00~16:00
            Sat-Sun, Holiday 9:00-17:00
Close/Monday
※祝日の際は火曜日休み
※雨天・荒天時は急な休みの場合あり
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