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HAIR CALIFORNIA

大事なものとシームレスに繋がれる 自宅兼ヘアスタジオ

“軽部邸 ,HAIR CALIFORNIA STUIDO ”

“大事なものとシームレスに繋がれる 自宅兼ヘアスタジオ ”

藤沢市内のサーフボードを自転車に乗せて海に行ける距離に、自宅兼ヘアスタジオを構えるヘアスタリストの軽部京介さん。平塚で生まれ育ち、ヘアスタイリストとしてのキャリアをスタート。その後は縁あってオアフ島での2年間の活動を経て、藤沢の8HOTEL、そして現在は2年前に建てた自宅兼ヘアスタジオが活動拠点となっている。

「住む」「働く」と、自分の拠点は常に海のそばを選び、趣味のサーフィンを楽しみながら、家族との生活を大切にし、ヘアスタイリストとしてお客さまと接し、ヘアスタイルを提案する。軽部さんのライフスタイルはどこにいても変わらない。

今住んでいる、自宅兼ヘアスタジオを持つときも、そのスタイルをベースに、「自分や家族が心地良い空間」を意識したという。

“自分にとって“気持ちが良い場所”を作りたい”

「プライベート空間が近くにあることで、何か気に掛かることがあっても、シャワーを浴びて気分転換したり、キッチンですきなものを食べたり、昼休みにちょっとサーフィンしに行ったりと気持ちの切り替えがしやすく、自分の機嫌をとりやすくなったんです。」

自分が満たされた状態でいると

お客さまとのコミュニケーションもスムーズな気がしています

リラックスしている自分の方が、仕事へのモチベーションが上がるという気づきが、住居兼ヘアスタジオを持つきっかけになったという。

背中を押してくれた憧れの人の一言

都会とサーフカルチャーがまざりあっているカリフォルニアに惹かれ、独立してからは「ヘア・カリフォルニア」名付けたヘアスタジオで活動している。

今回の訪問で真っ先に目に飛び込んできたのは、ガレージに植栽された“アガベ”。

カリフォルニアで多く見られるこの植物を、軽部さんは自宅でたくさん育てている。

「カジュアルなコミュニケーション、気候、街の雰囲気。カリフォルニアの、都会とビーチが混ざりあっている空気が気持ちよくて、自分がとてもリラックスできた。そういった自分らしくいられる空間を作るというのは、ここを建てるときも意識しました」

サーフトリップでカリフォルニアに訪れた際に出会ったタイラー・ウォーレン氏との会話も、ここを建てるきっかけになったとのこと。

一時期、旅に出て憧れのサーファーの髪の毛を切るという活動をしていたのですが、プロサーファーでもあり、ボードシェイパー、画家という顔ももっているウォーレンもその中で出会った一人。カリフォルニアで彼の自宅に招かれた際に、アトリエとシェイピングルームが併設されていて、すごく素敵なライフスタイルだなと思ったんです。ウォーレンに、自宅で仕事をするってどんな感じなのか聞いたら、『最高だよ』って。ここで自分のするべきことが完結しているから、移動時間がいらない。だからその分サーフィンの時間も長くとれるんだ、って教えてくれたのが印象的でした

家族とサロンワーク、両方を考えた場所づくり

一時期オアフ島を活動拠点にもしていたが、家族との時間や自分の今後を考えたときに、日本に軸を置くこと、そして住み慣れた藤沢を選択。帰国後は藤沢の駅前にスタジオを構え、そこから15分くらいの場所に家を借りていたが、移動時間やワークライフバランスを考え、今の土地に自宅兼スタジオを建てることを決めた。

「繁華街よりも静かな場所の方が、自分には合うなと思っていたところ、縁があって住宅地の中にあるこの場所を紹介されたのもきっかけの一つです。ここを拠点にしたことで、家族との関係も、趣味も、自分のライフスタイルがよりシームレスになりました。すべてにおいて窮屈さを感じないので、気持ちよく働けています」

家族も自分も気持ちよく生活するために、そしてお客さまが来たくなる場所にするためにここを建てるときにこだわった点もあるという。

「自宅とスタジオが同じ場所にあっても、お客さまが“家に来る”という意識は、家族もお客さまもお互いにない方がいいだろうと思い、双方がなるべく交わらないような玄関位置や動線を考えました。また、お客さまにとっては“髪を切りに行く”というのは少し特別なことでもあるので、“家感”があまり出ないようにもしています。ベランダから洗濯物が見えている場所に髪の毛を切りに行くのは、自分だったら嫌だなって(笑)」

太陽を浴びる気持ちよさを、分かち合いたい

軽部さんが建てた、いまの「ヘア・カリフォルニア」。ここを拠点に、今後やってみたいことを聞いてみた。

「サロンワークを屋上でもやっていきたいんですよね。太陽が当たる場所って絶対的に気持ち良いので、お客さまにもその空気を味わってほしいんです。空がみえて、風が抜けて、太陽に当たりながら施術を受けてもらったら、髪型が変わる、プラスアルファの気持ちよさを感じてもらえるのでは、と思っています」

キッチンと、ダイニングリビングがあり、家族が集まる場所になっている自宅スペースの2階。そこからさらに階段を上がると前述の屋上があるのだが、囲いがあまり高くないので見晴らしも良く、開放感に満ちている。

「もともとバーベキューなどできたらいいなと思って広めにとったスペースなんですが、今はテーブルだけ広げて、2階のキッチンから出来上がった料理を持ってきて、家族みんなでここでテーブルを囲む時間も多いです。日常的に家族とそんな時間を楽しめるのも、通勤に余計な時間がとられないから。休みでなくても、リラックスした時間を十分にとれるのは、家と職場が同じ場所にある利点の一つですね」

仕事道具とボードを持って遠方へ出かける休日

毎日のモチベーションを上げるためにも、今後長く仕事を続けていくためにも、自分にとって気持ちが良い日々を過ごすことが大事だと話す軽部さん。

最後に、休日はどのような過ごし方をしているのかを聞いてみた。

車にボードを積んで、友人が住んでいる場所へ、いつもと違う波に乗りに行ったり、冬はスノーボードをしに行ったり。ハサミを持っていって、泊めてもらう代わりに髪の毛を切ってあげると喜ばれるんですよ。逆にわが家に友人が泊まることもあって、仕事前に一緒にサーフィンをすることも。そんなときにも、友人の髪の毛をさくっとヘアスタジオで切ってあげられるので、やっぱりここを建ててよかったです(笑)

自分自身の機嫌をとれる場所、かつそこで得たパワーをお客さまや周りに還元できる場所が、いまの「ヘア・カリフォルニア」だと軽部さんは言う。

新しい休日の過ごし方として、太陽のパワーをもらいに藤沢の海にショートトリップをしつつ、まるでカリフォルニアのようなリラックスムードが漂う「ヘア・カリフォルニア」を訪れることを勧めたい。ヘアスタイルが変わることでの気分転換はもちろんのこと、軽部さんのライフスタイルや人柄に触れ、満ち足りた気持ちになることだろう。

 

軽部邸

軽部 京介 / HAIR CALIFORNIA

〒251-0045 藤沢市辻堂東海岸4-16-3

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/karu_haircalifornia/

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