今の時代を経て古⺠家になる家づくり
渡邊邸Jackson Matisse デザイナー
渡邊邸のコンセプトは、カリフォルニアはベニスビーチにある、“RoseHotel”の内装、エントランスとオフィスはアメリカのガソリンスタンドをイメージした家づくり。
落ち着いたシンプルなホテルの内装と、ガソリンスタンドというユニークな組み合わせ。
渡邊さんのお仕事は人気ブランド“Jackson Matisse”のデザイナー。
モノを創り出す側だけあって、コンセプトもとても斬新で、玄関の扉はイギリスの100年の歴史をもつなど、ヴィンテージを折り混ぜた家具をセレクトしひとつひとつにこだわり、センスの良さを感じる。
そこには長に歳月がかかり、この先も風情を大事にし受け継がれていくのだろう。
古き良き時代の古き良きモノには、年月とともに良さが増していく。
渡邊邸には、現代の家ながら、それを強く感じる。
今の時代、進化することは素晴らしいことでありながら、失われていくものも多い。スマートでクイックなモノは、便利と共に壊れやすく買い換えるという方式。かつての時代は、修復することができるようになっており、計算されて作られてきた。そして、人間にも知恵がついていた。
渡邊邸にはその原点に気づかされる。
今の時代でも後世に受け継ぐ、建築。
そしてゆっくりと日々の生活を、休日を過ごせる時間を生み出した空間である。
渡邊雅義
JacksonMatisseデザイナー
1973年生まれ 新潟県出身 茅ヶ崎市在住
AD、広告代理店に勤務を経て、インポートのおもちゃ、古着の輸入を始め
“Jackson Matisse”を立ち上げる。
アメリカのおもちゃ、古着好きが故に、インスパイアーされ自分のブランドを立ち上げた。
現在は茅ヶ崎は海まですぐの立地にオフィス兼自宅が建つ。
趣味はサーフィン、休日の過ごし方はサーフィンをしてゆっくりと湘南の生活を過ごしている。