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今の時代を経て古⺠家になる家づくり

渡邊邸Jackson Matisse デザイナ

今の時代を経て古⺠家になる家づくり

渡邊邸Jackson Matisse デザイナー

日本の近年の建築は、小さい建売の土地に数ヶ月で建築され、古民家として残されて行くような建築ではなくなっている。

日本は先進国であり、その技術は素晴らしく日本人にしかできないクイックな技なのだと思う。他の国で家を建てるのに、どれだけの時間がかかることか。

渡邊邸は一人の大工が、丁寧に歳月をかけて作りあげた。

自然光がたくさん降り注ぎ、床も天井も温かみのある木を使い、心地の良い空間を作り出している。扉をあけた瞬間、木の香りに包まれる。

その大工と渡邊さんの描く空間は、特別な時間を過ごせるような気がする。

渡邊邸のコンセプトは、カリフォルニアはベニスビーチにある、“RoseHotel”の内装、エントランスとオフィスはアメリカのガソリンスタンドをイメージした家づくり。

落ち着いたシンプルなホテルの内装と、ガソリンスタンドというユニークな組み合わせ。

渡邊さんのお仕事は人気ブランド“Jackson Matisse”のデザイナー。

モノを創り出す側だけあって、コンセプトもとても斬新で、玄関の扉はイギリスの100年の歴史をもつなど、ヴィンテージを折り混ぜた家具をセレクトしひとつひとつにこだわり、センスの良さを感じる。

そこには長に歳月がかかり、この先も風情を大事にし受け継がれていくのだろう。

床も壁も天井も温かみのある⽊を使いとてもシンプルな空間

センスの良いアートは渡邊さんならではの感性

⻑い歳⽉を経た建築にはつくり⼿の愛がある

古き良き時代の古き良きモノには、年月とともに良さが増していく。

渡邊邸には、現代の家ながら、それを強く感じる。

今の時代、進化することは素晴らしいことでありながら、失われていくものも多い。スマートでクイックなモノは、便利と共に壊れやすく買い換えるという方式。かつての時代は、修復することができるようになっており、計算されて作られてきた。そして、人間にも知恵がついていた。

渡邊邸にはその原点に気づかされる。

今の時代でも後世に受け継ぐ、建築。

そしてゆっくりと日々の生活を、休日を過ごせる時間を生み出した空間である。

渡邊雅義

JacksonMatisseデザイナー

1973年生まれ 新潟県出身 茅ヶ崎市在住
AD、広告代理店に勤務を経て、インポートのおもちゃ、古着の輸入を始め
“Jackson Matisse”を立ち上げる。

アメリカのおもちゃ、古着好きが故に、インスパイアーされ自分のブランドを立ち上げた。
現在は茅ヶ崎は海まですぐの立地にオフィス兼自宅が建つ。
趣味はサーフィン、休日の過ごし方はサーフィンをしてゆっくりと湘南の生活を過ごしている。

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