いつも一緒に旅をするバディ・・・
hobo
2004年、Non- Native by hoboとしてブランドを設立。
鞄と靴のブランドとして立ち上げた。
ブランドの名前である「hobo」は100年前不況の中にあったアメリカで、鉄道を無賃乗車しながら職を求めたhobo(放浪者)に由来する。
日本の熟練した職人の手仕事によって、素材の持つ表情や風合い、立体感を意識したフォルムなど、細部にこだわったプロダクトをしている。
鞄は使い込むことで、身体に馴染み毎日の生活に欠かせないものとなる。
世界が誇る日本の職人技
朝倉氏が物作りの中で大切にしてきているのは、
『人の温かみのあるクラフト感』そして『日本の職人』だ。
どんな手仕事も世界的に日本の技術は評価が高い。
料理人、パテシエ、大工、機械製品の技術、縫製技術など数え切れないほどある。
日本の革職人もその高い技術を持っている。
革といえば、海外やヨーロッパなどを連想することが多いが、
日本国内の皮革の歴史は古い。
国内皮革の三大産地は「姫路・たつの」「東京」「和歌山」
hoboの革も姫路産が多い。
生産量が日本で一番多いのは、兵庫県姫路にある『たつの地区』
小さな工場から大規模な工場200以上が集積している。
この地区を流れる湧水の水源は、古くから水路として活用され、革産地として栄えてきた。その歴史的な伝統と技術が、若手タンナーへと受け継がれている。
靴、鞄といった皮革製品用の製革だけでなく、家具や工業用の革も盛んだ。
一方、メイド・イン・東京の革があることはまだ認知度は低いでしょう。
東京産で世界的にも有名な革は純国産であるピッグスキン=豚革だ。
墨田区・台東区エリアの東京下町タンナーにはピッグスキンを専門とする工場が増え、海外への輸出も増えている。
東京は鞣し、染色、加工、製品製造、流通までの専門的な職人が集まっている。
日本人は特に豚をよく食べることから、豚革の産地となっており、その鞣しから製造まで高い技術と評価され、海外への輸出も盛んとなっている。
和歌山産の皮革は、牛・鹿の地元産の革を『きのくにレザー』と名付けブランド発信しており、高品質な革を作っている。
専門性の高いスペシャリストなタンナーが、床革、ヌメ革、セーム革、エナメル革など、美しさを追求し世界のハイブランドやトップデザイナーからも注目を集めている。
日本の皮革は世界的にも高品質であり、またその技術にも優れていることは明らかだ。