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300年の歴史を受け継いだCafe&Gallery

NARAYA CAFE

ノスタルジック宮ノ下

日本の美の象徴である文化遺産の多くは、国宝・重要文化財として

大切に守り伝えられてきた。

今を生きる私たちが、文化財の価値を見つめ直し、未来へと受け継ぐ。

平成も終わりに近づき、新たな時代を迎えようとしている。

時代が新しくなるにつれて、失われ、忘れられて行くことも多い。

2020年にオリンピックを開催するにあたり、日本への関心が高まる今、

日本の美・文化は世界へと羽ばたく。

箱根山の中腹に位置する“宮ノ下”は江戸時代より、箱根七湯の一つとして賑わいましたが、幕末以降は多くの外国人が逗留し、エキゾチックな温泉場として親しまれてきた。

当時、この場所は生活に必要な水道、電気、電話などいち早く取り入れ、新しい感覚の街並みであった。

現在はその雰囲気がそのままノスタルジックな趣として残っている。

“セピア通り”と名前がついている通りには、まるでその時代にタイムスリップしたような世界に映し出される。

NARAYAについて

NARAYAについて

箱根登山鉄道 “宮ノ下駅”を下車し坂道を下るとその斜面に、

300年あまりの伝統を受け継いだカフェ&ギャラリーがある。

江戸後期、奈良屋の湯は湯船に映る三日月が満月になるまで、この湯で湯治すると、どんな難病も快癒すると言われ、“三日月の湯”として親しまれてきました。

この湯は、諸大名やその家族が本陣として利用し、フランス貴族ボーヴォワールが初めての外国人客として、入浴するなど格式の高い宿であった。

2001年に奈良屋旅館は相続の負担により300年の歴史に幕を閉じましたが、

江戸元禄期に創業したと言われる“奈良屋旅館”は2007年に”NARAYA CAFE”として新しい形でオープンした。

CAFE&GALLERY

CAFE&GALLERY

元々、現在のカフェのスペースは板金屋と奈良屋旅館の従業員寮であった。

山の斜面に沿った面白い建物からは、箱根の山を一望できる。

天井の高い店内はギャラリースペースとして、不定期で展示が変わっていく。

外には奈良屋旅館の源泉をそのまま利用した、足湯があり、絶景を眺めながら

足湯とお茶を堪能することができる、なんとも風情に満ちた空間。

店内には、当時旅館で使われていた、家具が現在も使われ、気品ある陶器は販売もしている。

当時、旅館で使われていたクラシックな陶器は販売されている。
その当時の料理のおもてなしが想像できる、なんとも素敵な陶器。

気品溢れる家具たちは今も尚、
ここに生き続けている。

絶景と隠れ家

2017年にオープンした空間

現在、ゲストハウスとしても

計画中のこの場所は、子供も

大人も心弾む空間。

カフェで注文した飲み物を

好きな場所で飲んだり、

景色を眺めたりできます。

ならやあん

ここでは“四畳半展示”として

近隣の作家さんの作品を販売。

観光客の方には素敵なお土産が見つかります。

NARAYAの未来

奈良屋の15代目後継者である安藤義和さんは、

2007年に”NARAYA CAFE”、2011年に”ならやあん”をオープンさせたが、

現在のNARAYA CAFEはまだ完成形ではないと言う。

少しずつ施設を広げ、箱根の自然・歴史ある文化を、日本各地、世界各国からの旅人に感じてもらい、交流のできるカフェ・ラウンジにしたいと思い描いている。安藤さん自身、旅人であり、奈良屋を継ぐまでは東京で建築・都市デザインの仕事をしていただけあって、そのスパイスがここにはたくさんある。

この歴史的な地に、複合施設を作ることは、誰にでもできることではない。

奈良屋と言う格式高く、大切に守られ続けてきたその歴史を、現代の形で表現する。安藤さんは旅好きではあるが、

NARAYA CAFEが一番心地よい場所だと言う。

NARAYA CAFE ナラヤカフェ

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下 404-13
TEL:0460-82-1259
営業時間:10:30〜18:00
(12月〜1月は17:00まで)
定休日:水曜日・第4木曜日
冬期休業:1月中旬~下旬まで

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