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サンライズポイントの蕎麦スタンド

三そば/ Sun Rise Soba Stand

サーファーと蕎麦

波を求めて車を走らせるサーファー達の朝は早い。

波があればどこへでも行くサーファー。

ホームポイントでしか海に入らないサーファー。

波乗りは住む地域でも異なる。

ただ共通して言えることは、良い意味でサーファー達は波乗りバカなのだ。笑

どの場所もその土地の色があり、不思議とサーファー達の人種もサーフショップも飲食店も違う気がする。

今回は都心から車で1時間半、一宮にスポットをあてます!

田園風景に囲まれた田舎の雰囲気が心地よく、気候も不思議とカラッと乾いた空気。

海沿いのサーフショップやカフェは、ハワイのハレイワやカリフォルニアのベンチュラを思わせる。

道も広くお店も大きく、家も平家でゆったりとしていて贅沢に感じる。

広い千葉の海はコンスタントに波もある。

近年、移住者も増加し一宮はオリンピックのサーフィン会場予定地だ。

その為、駅の改札も新しく出口が設立され、宿泊施設や飲食店も増えた。

お店を構えるのは移住者が多く、もちろん波を追い求めてここへ来るのだ。

13年前に地元である神奈川での生活を経て移住してきた小林和仁さんは、かつて店舗デザインや広告のスタイリストをしていた。

地元ながら神奈川での生活にはしっくりきておらず、思い切って脱サラし千葉へ移住し4年前に蕎麦屋を開いた。

その名も『三そば/Sunrise Soba Stand』

ネーミングもサーフポイントのSunriseのビーチフロントにあるので、お蕎麦をかけている掛け詞だ。

とってもユニークでサーファーらしいネーミング。

パタゴニアサーフ千葉の海側向かいに位置する、海まですぐの好立地になお店は、

カリフォルニアの海沿いのガソリンスタンドのようなムードでかっこいい。

小林さんは辻堂に住んでいる時、毎朝通勤の際に立ち食い蕎麦を食べることが日課だったと言う。

毎日食べても飽きないお蕎麦を、一宮で営んでみようと決意したのだ。

カフェのような店内はテーブル席とカウンター席 / 魅力的なメニューが並ぶ / 季節によって変わる地元のお野菜天ぷら

冷やしワカメそば+紅生姜天ぷら / 冷やしそうめん+オクラ+梅しそ天ぷら / 冷やしワカメそば+ナス+梅しそ天ぷら

あとを引く味、また食べたくなる。

三そばの朝は早い。小林さんもこの道40年のサーファーなので早いのは得意に違いない。

営業時間は7時~10時、11時〜15時とサーファーや人の多い時間帯の設定になっている。

海から上がって小腹が空いたサーファーや、ご近所の方が立ち寄る。お客様の層も幅広い。

三そばのメニューは魅力的なラインナップだ。価格も沢山食べるサーファーにも嬉しい優しい値段。

三そば夏の一押しメニューは、冷やし蕎麦や素麺。冷えたつゆの中に麺が入り、好きな天ぷらや具材をトッピングできる。

この土地で獲れる季節の野菜を天ぷらにしている。

夏はモロヘイヤ、オクラ、ナス、玉ねぎと青唐辛子のかき揚げ、紅生姜のかき揚げ。

中でも絶品だったのは梅しそ天ぷら。大葉と自家製梅の酸味が夏にぴったり!

冷えたお蕎麦や素麺にさっぱりと頂ける一品。

わかめや納豆のトッピングもヘルシーで人気!女性にも嬉しいメニューも多い。

ガッツリ食べたい人には、丼ぶりメニューも豊富でセットも充実している。

またすぐに食べたくなる忘れられない味。

次の日に早くもそんな気持ちになった。

日本の蕎麦文化と風習

小林さんが言うように毎日食べても、飽きのこない日本の蕎麦。

1日に2回訪れる人も、毎日来る人もいると言うが、その気持ちがなんだか分かった気がした。

冬は海から上がり冷えた体を、温かい蕎麦が温めてくれるのだろう。

日本文化の風習には蕎麦は絶えないものとして、古くからある。

奈良時代に伝わったとされる蕎麦。

 

蕎麦風習といえば誰もが知っているのは、年越し蕎麦。引っ越し蕎麦。

年越し蕎麦は縁起を担いで食べると言う意味がある。これは江戸時代から続いていると言うのだから、蕎麦の風習は長い。

引っ越し蕎麦の由来は昭和初期頃までの風習になるが、引っ越してきた際に挨拶を兼ねて蕎麦を配ったことから始まった。

側に引っ越してきたと言う掛け詞は後からついて来たようだ。

蕎麦の種類、打ち方、食べ方も地域や国によっても異なる。蕎麦粉を使って調理をする国は日本だけでなく、

フランス、イタリア、中国、朝鮮半島、ブータン、ネパールと様々な国で食べられている。

古来から受け継がれている蕎麦に秘められたものは、『飽きのこない食べ物』と言うことに間違いないであろう。

一宮に訪れたら是非立ち寄って欲しい!

素敵なご夫婦が笑顔で迎えてくれます。

三そば Sunrise Soba Stand

千葉県長生郡一宮町東浪見7403−2

Open 7:00-LO10:00

11:00-LO15:00

Close Tuesday,Friday